美味しいビールを飲みたい!
いざ鎌倉ビール! 工場見学へ
湘南にいつもの夏が戻って来た〜
平年より早い梅雨明けとなった今年。ビーチには海の家もずらりと並び、海を楽しもうという人でいっぱい。
やっぱり夏はこうでなくっちゃ。
そして、なんと言っても、ギラギラ太陽の下、キュ〜っと飲むビールは格別。
鎌倉市のビール醸造所でクラフトビールを製造・販売している鎌倉ビールの工場見学へ行って来ました。
写真すべて:斉藤みき
本日、私たちに鎌倉ビールができるまでを教えてくださるのは、
営業担当の宮野友輝さん
早速、工場見学スタート!
鎌倉ビールのブルワリーは、1階には醸造設備、地下1階には発酵タンクを設置。外から中を見ると、ニュージーランドから輸入したという大きな釜が見えます。
宮野さん「この釜は発酵の仕込みの釜で、1回の仕込みで、330mlのビール瓶が1500本分造られます。通常は3000本〜6000本くらいなので、クラフトビール工場の中でも小さめですね。いわゆる500リットル釜で、年間で約60万本つくっています。」
Chihiron「クラフトビールの味はどうやって決めるのですか?」
宮野さん「何十種類もあるホップの組み合わせだったり、モルトの量や種類もたくさんあるので、何百通り、何千通りの組み合わせがあるんです。これらの割合や原料によって味が決まります。あとは、あまり知られていませんが発酵の温度でも違うんです。これは醸造家の知識と技術に加えて経験値も重要です。創業から、これらの試行錯誤を経て今の味になっています。」
鎌倉ビールができるまでには、さまざまな工程を経ます。麦芽粉砕、麦芽投入、糖化、〔搾り〕ろ過、(ここでホップ投入!)煮沸、ここまでが酵母に出会うまで。
一番最初の工程である麦芽粉砕で使用するのが、ミルマシーン。
このあと麦芽を投入、糖化という工程に進みますが、ここにも鎌倉ビールならではの特徴が!
宮野さん「今、クラフトビールのメーカーは500社くらいに増えていて、全自動の設備もありますが、鎌倉ビールでは、現在も手でかき混ぜています。手の感触も重要です。ここでもろみが出来上がって、ろ過をして麦汁となります」
搾ったあとのモルトフィードは横須賀にある牧場へ運ばれて、牛さんのおやつになるそうです。
まさにSDGs!
このタイミングでホップが投入され、煮沸します。煮沸をしているときは室温は50度を超えるそう。
こちらの鐘はなんでしょう?ここ、試験に出ます!
ビールの本場ドイツでは、「醸造所の煙突が見える範囲で飲むビールが一番うまい」と言われているそう。つまり、出来立てが美味しい!ということ。ドイツでは、ビールが出来上がると鐘を鳴らして周りに知らせるのですね。日本酒の杉玉のようなもので、文化を受け継いでいるというのも素敵です。
宮野さん「ビールは、やっぱり作り立てが一番美味しいんです」
今日はまさに作り立てが飲めるのかしら!楽しみだ〜。
これが麦芽。このままおつまみになりそう。
続いて、地下1階の発酵室へ。
ここからは企業秘密!?工場内の写真はお見せできません!私たちの顔でお楽しみください。
部屋の中には14個のタンクが並んでいます。説明を受けた後、長靴に履き替えて、いざ部屋の中へ!
ここでやっと酵母に出会い、発酵が始まります。3日〜5日主発酵させて、酵母の活性が落ち着いたタイミングで後発酵に入ります。その後、少しずつ温度を0度帯まで下げて約20日間の熟成を経て、めでたくビールになるのです。
こうして最初の仕込みから約1ヶ月でビールが出来上がります。
この夏だけ!鎌倉ビール限定商品『ルート134ビール』
工場見学のあとは、お楽しみの試飲タイム〜。
今日はお天気も良くて絶好のビール日和!喉はカラカラで、釜ごと飲みたい気分です。
2022年夏限定、再販の予定はないという、伝説のビールになるかもしれない!
出来上がったばかりの「ルート134ビール」をいただきました。
こちらの「ルート134ビール」は、3年ぶりにいつもの夏が戻ってきた鎌倉の海を、クラフトビールで盛り上げたいという熱い想いから生まれたもの。
4種類のホップを贅沢に使用したフルーティーな香り、苦味はキリっとしながらも後味は優しい。まさに夏のビタウマ!ビターで旨い、ごくごく飲めちゃう爽快感のあるIPAです。
いよいよです。
ビールをそそいで下さるのは、鎌倉ビール特別顧問の今村 仁さん。
いざ! 『ルート134ビール』
見てください、この顔を!
いやぁ〜、美味しい〜!
フルーティな香りがとっても爽やかです。それでいてキリッとした苦味もあって、思わず「もう一杯!」と言いたくなっちゃいます。
鎌倉ビール限定商品『ルート134ビール』はどこで飲める?
さて、こちらの鎌倉ビール限定商品『ルート134ビール』はどこで飲めるのか?
こちら!ブルーフラッグ認証取得のビーチ(逗子、逗子マリーナ、由比ガ浜、片瀬西浜・鵠沼)の海の家、または、クラウドファンディング「いざ鎌倉ビーチ!3年ぶりの鎌倉の海を、クラフトビールで盛り上げたい。」(https://camp-fire.jp/projects/view/602530?list=watched)にて。
※ブルーフラッグとは
https://blueflag-japan.org/
7⽉15⽇新発売「鎌倉 武⼠の休息」
こちらはゆずとコリアンダーが⾹る、エキゾチックさを感じさせるライトなベルジャンホワイト
美味しいビールをいただき、大満足の私たち。
最後にクラフトビールラバーを代表して、今日お世話になった宮野さん、今村さんに挟まれて記念撮影!
『人とまちに「潤い」を提供する』という企業理念を掲げている鎌倉ビール。この潤いって、喉の渇きだけじゃない、そこに笑顔が生まれ、街がハッピーで潤う、そんなきっかけをくれるんだなと思った1日でした。
※今回取材ということで特別に工場をご案内いただきました。
鎌倉ビールのみなさま、ありがとうございました!
いざ鎌倉ビーチ!3年ぶりの鎌倉の海を、クラフトビールで盛り上げたい。
https://camp-fire.jp/projects/view/602530?list=watched
海の家 鎌倉ビール
神奈川県藤沢市片瀬海岸2-19-1裏
片瀬江ノ島駅より徒歩5分
電話:070-1428-9559
鎌倉ビール醸造株式会社
248-0007 神奈川県 鎌倉市 大町 5-9-29 名越坂ブルワリーハウス
電話:0467-23-5533
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